【モーニングページの効果】モーニングページを始めたら表現をしてみたくなった話
僕は今までに表現という表現を避けてきた。
友達と居ても思ったことを言わないし、カラオケで歌うのも苦手だ。
会社でもあまり自己主張をせず、静かに数年を過ごしてきた。
しかし、それで良いのか?と思い立ちこのブログを開設するに至ったのだけれど結局こんな感じでほったらかしにする有り様なのだ。
誰も見ていないし見てくれる人なんて面白半分で何も期待していないとはわかっているにも関わらず僕は表現することが出来なかった。
たぶん、「表現すること=脳内を垣間見られる」ぐらいに思っていて、それが恥ずかしくて今まで表現らしい表現をしてこなかったし、今だって尻込みしているのだと思う。
そんな僕に転機が訪れた。
『ずっとやりたかったことをやりなさい』という本を読んでいたのだけれど、その中で【モーニング・ページ】というメソッドがあると知り、試すことにしたのだ。
このメソッドとは、
①朝起きぬけに何よりも最初に
②A4ノート3ページ分思ったことをとにかく書く
③それを毎日12週間継続し8週間は見返さない
④そして絶対に誰にも見せない
という簡単なルールで構成された自己表現の方法である。
最初は正直1ページを書くのもしんどかった。
でもルールの中にあるようにただ思ったことを書くだけでも良い。誰かが見るわけでもないので気取る必要などない。
書くことがなければ「書くことがないぴょん」って永遠に書いていれば良いのである。
そんなことを繰り返していると、一週間も経たないうちに、自分の言いたいことや日頃思っていることなんかを書きたくなる瞬間があり、いつの間にか夢中になって書き込んでいる。
そして書き込んだものを冷静に見直すと、「あーこんなことで悩んでたんだ」とか「こんな考えが自分にもあったんだ」なんてことを再認識するのだ。
最初からいきなりブログを始めたが、何書いたら良いのか全くわからず、書いては消し、書いては消しを繰り返していた。
そしていつの間にかブログを書かなくなり、ブログの存在すら忘却の彼方に。。。
時々思い出しても「才能のないことに時間を費やしても…」なんて思っていた。
でも表現が苦手な人間が公衆の面前でいきなり文章を披露するなんて、ただ無理な話だっただけのことだ。
モーニングページを始めて1ヶ月になるが、毎日何かを書きたくてたまらない自分がいる。
誰かに見てもらって、何か少しでも変化を感じてもらい、さらにフィードバックがあれば、なんて期待している自分がいる。
これが僕のモーニングページを始めた効果だろうと思います。
僕はこうやって表現をしたかったのだろうと思う。
いろいろなものに抑圧されていたし、綺麗でいたいという感覚があったのだろう。
自分には色が無いと思わせておけば、人に嫌われることもないだろうってね。
でも実際には、色のない自分を演じているから染めようとする人が寄ってきて、それを拒否できずにストレスが募る。
あるところで我慢ならなくて拒否をすると嫌われてしまい、また自己嫌悪に陥る。そしてまた思う、もっと透明な自分でいようって。
これを繰り返していくと、本当の自分がわからなくなってしまって、より消耗してしまっている。
でも自分が嫌だなって思うことはわかっていて、自我がそこに存在しているのを認識できるのだ。ただ全容は掴めない。
どうせ嫌われるなら、自分の色を出しても良いんじゃないか。
自分を否定する必要などない。自分は自分である。
自分の色を好きになってくれる人もいる可能性もあるわけだから、どうせなら透明でいることをやめても良いのではと思う。
青色だって赤色だって、好きな人もいれば嫌いな人もいる。ただそれだけのことだ。
そんなことを再認識したここ1ヶ月でした。